且听风吟(日语版,汉字有假名标注)

持续施工中。上次编辑于:2024年04月23日
从小说第3节开始;前两节是作者的碎碎念,没啥意思。

3、

「金持ちなんて・みんな・糞(くそ)くらえさ。」

鼠はカウンターに両手(りょうて)をついたまま僕に向(むか)って憂鬱(ゆううつ)そうにそうどなった。

あるいは鼠のどなった相手は僕の後にあるコーヒー・ミルなのかもしれなかった。僕と鼠はカウンターに隣りあって腰(こし)かけていたのだし、わざわざ僕に向って怒鳴る必要なんて何もなかったからだ。しかし何(いず)れにせよ、大声を出してしまうと鼠はいつものように満足した面持ち(おももち)でビールを美味(びみ)そうに飲んだ。

もっとも、まわりには鼠の大声を気にするものなど誰ひとりいなかった。狭い店は客で溢れんばかりだったし、誰も彼もが同じように大声で怒鳴りあっていたからだ。それはまるで沈没(ちんぼつ)寸前(すんぜん)の客船といった光景(こうけい)だった。

「ダニさ。」鼠はそう言って悍(おぞ)ましそうに首を振った。

「奴らになんて何もできやしない。金持ち面をしてる奴らを見るとね、虫酸(むしず)が走る。」

やしない:「全然〜しない」という意味で、呆れているような気持ちがあるときに使います。
例:私の言うことなど聞きやしない。
例:真面目に会議をしやしない。

僕は薄い(うすい)ビール・グラスの縁(ふち)に唇(くちびる)をつけたまま黙(だま)って肯(うなず)いた。鼠はそれっきり口を噤む(つぐむ)と、カウンターに載せた手の細い(ほそい)指を焚き火(たきび)にでもあたるような具合にひっくり返しながら何度も丹念(たんねん)に眺めた。僕は諦めて天井(てんじょう)を見上げた。10本(じっぽん)の指を順番(じゅんばん)どおりにきちんと点検(てんけん)してしまわないうちは次(つぎ)の話は始まらない。いつものことだ。

一夏中(?)かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれた(とりつかれた)ように25メートル・プール一杯分(いっぱいぶん)ばかりのビールを飲み干し(のみほし)、「ジェイズ・バー」の床(ゆか)いっぱいに5センチの厚さ(あつさ)にピーナツの殻(から)を撒き散らした(まきちらした)。そしてそれは、そうでもしなければ生き残れ(いきのこれ)ないくらい退屈な夏であった。

飲み干す:一滴も残さないで飲む。

posted @ 2024-04-16 00:08  ysngki  阅读(119)  评论(0)    收藏  举报