指図ステータス
<よく使う指図ステータス>
- REL →リリース(発行):指図が発行された状態。
- PCNF →部分的確認:一部の作業が完了(作業完了確認が未完了)
- CNF →確認済み:一部の作業が完了(作業完了確認が未完了)
- PDLV →部分納品:指図入庫が計画数量に満たない
- DLV →納品済:指図入庫が計画数量を満たしている
- TECO→技術的完了:指図が完了していないけど、無理やり完了させる
- DLFL→削除フラグ:削除フラグが立った状態
技術的完了した場合、指図入庫・指図出庫・作業完了確認が完了した扱いになる。
技術的完了とする背景には以下のようなものがある。
例えば原材料10gで1個の製品になる設定のBOMを参照して指図が走ったとする。
でも実際は100g指図出庫しても10個製品が必ずできるとは限らず9個しかできないかもしれない。
もしくは99gで10個できてしまうかもしれない。
このような時、正確な数値で指図出庫・指図入庫の登録を行うと半端な1gや1個が未入庫・未出庫として指図に残ってしまう。
そして未完了の指図のまま溜まっていく。
永久にクローズしない指図の蓄積は運用上不都合である。そのため、実績値を指図出庫・指図入庫で登録した上で指図をクローズする。
これが技術的完了である。
BOMで登録する構成品目の分量はあくまで目安なので、ジャストになることはまれなのである。お菓子作りの際の粉の計量等を考えてもらうと分かりやすい。
小数点以下の重量は概算でということで妥協するし、零れたりボウルにつくロスがあるはずである。同じことが工場の製造ラインレベルでも当然起こり得る。
ステータス取得
AUFK、TJ02T、JCDSから取得できる SELECT AUFK~AUFNR TJ02T~TXT04 JCDS~UDATE FROM AUFK INNER JOIN JCDS ON JCDS~OBJNR = AUFK~OBJNR "ステータス INNER JOIN TJ02T ON TJ02T~ISTAT = JCDS~STAT "マスタ用テキストステータス AND TJ02T~SPRAS = 'JA' INTO TABLE IT_JCDS FOR ALL ENTRIES IN IT_WORK WHERE AUFK~AUFNR = IT_WORK~-AUFNR AND ( TJ02T~TXT04 = 'REL' "リリース済 OR TJ02T~TXT04 = 'TECO' "技術的完了 OR TJ02T~TXT04 = 'CMPL' ). "終了
※ 指図のステータス CLSD でパフォーマンスが改善されない場合ノート1991171確認する