幽灵谷

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第6課和室の安らぎは自然の温もり

Posted on 2010-04-08 17:15  zhb6022  阅读(101)  评论(0编辑  收藏  举报

(だい)() 和室(わしつ)(やす)らぎは自然(しぜん)(ぬく)もり

日本(にほん)(はな)れ、海外(かいがい)(なが)くいると、むしょうに日本(にほん)(こい)しくなることがあります。そんな(とき)()まって(おも)()すのが、畳敷(たたみじ)きの和室(わしつ)湯風呂(ゆふろ)、そして()(ざかな)とみそ(しる)です。いわゆる和風(わふう)生活(せいかつ)なのですが、(こい)しいのは生活(せいかつ)スタイルだけではなく、()()えない文化(ぶんか)のような()がします。

 ()うまでもなく、人間(にんげん)()まれ(そだ)った気候(きこう)風土(ふうど)地形(ちけい)などによって生活(せいかつ)のあり(かた)根本(こんぽん)から規定(きてい)されています。(たと)えば、乾燥(かんそう)し、荒涼(こうりょう)とした風土(ふうど)であれば、人間(にんげん)自然(しぜん)(たい)して意志的(いしてき)になり、対抗的(たいこうてき)になると(げん)われます。(ぎゃく)日本(にほん)のように温暖(おんだん)自然(しぜん)(めぐ)まれた風土(ふうど)であれば、人間(にんげん)自然(しぜん)(したが)い、自然(しぜん)(めぐ)みをそのままに受容(じゅよう)する生活(せいかつ)(もと)めます。(じつ)和風(わふう)生活(せいかつ)()っこにあるのは、この自然(しぜん)(そく)した生活(せいかつ)であり、それが日本人(にほんじん)である(わたし)(やす)らぎを(あた)えてくれるのではないかと(おも)うのです。

 最近(さいきん)和室(わしつ)というと(たん)畳敷(たたみじ)きの部屋(へや)()すようになりましたが、本来(ほんらい)囲炉裏(いろり)(かこ)居間(いま)と、(とこ)()のある座敷(ざしき)という2つの空間(くうかん)から(つく)られていました。居間(いま)家族(かぞく)団欒(だんらん)空間(くうかん)であるとすれば、座敷(ざしき)特別(とくべつ)行事(ぎょうじ)接客(せっきゃく)のための空間(くうかん)で、ふたつはふすまや障子(しょうじ)区切(くぎ)られているだけですから、(ひら)けると(つづ)部屋(へや)になりました。また日本(にほん)では、毎日夜(まいにちよる)布団(ふとん)を敷き、(あさ)たたんで(かた)づけますが、そのための()()れが各部屋(かくへや)()いているので、(おな)部屋(へや)(ひろ)色々(いろいろ)目的(もくてき)のために使(つか)えます。この伸縮自在性(しんしゅくじざいせい)多目的性(たもくてきせい)こそ和室(わしつ)特徴(とくちょう)で、寝室(しんしつ)リビング(りびんぐ)ダイニング(だいにんぐ)のように用途別(ようとべつ)区切(くぎ)られた洋室(ようしつ)とは(おお)きな(ちが)いがあります。和室(わしつ)色々(いろいろ)なものを(つつ)風呂敷(ふろしき)だとすれば、洋室(ようしつ)はいわば用途別(ようとべつ)(さく)られた(かばん)のようなものです。

 この木造(もくぞう)和風建築(わふうけんちく)和室(わしつ)は、(あめ)(おお)くて多湿(たしつ)日本(にほん)風土(ふうど)にはぴったりの住居(じゅうきょ)でした。()呼吸(こきゅう)し、湿度(しつど)自動調整(じどうちょうせい)してくれますし、(たたみ)はもともと寝具(しんぐ)のひとつであり、(なつ)(すず)しく、(ふゆ)保温力(ほおんりき)があります。しかも、い(くさ)(ぬく)もりと(かお)りは、生物(せいぶつ)たちが大地(だいち)(もり)()かれたような感覚(かんかく)、ある(しゅ)安心感(あんしんかん)(あた)えてくれます。ですから、日本人(にほんじん)なら(だれ)でも(にわ)がついた木造一戸建(もくぞういっこだ)ての和風(わふう)(いえ)()ちたいと(おも)うのですが、都市部(としぶ)地価(ちか)はとても(たか)く、その(うえ)建築費(けんちくひ)欧米(おうべい)の2倍以上(ばいいじょう)もするので、一般庶民(いっぱんしょみん)にはとても()(とど)きません。

 そこで現代建築(げんだいけんちく)は、アパ(あぱ)()公団(こうだん)のように集合住宅化(しゅうごうじゅうたくか)したり、耐震構造(たいしんこうぞう)高層(こうそう)ビル(びる)()し、部屋(へや)冷暖房完備(れいだんぼうかんび)換気(かんき)給水(きゅうすい)排水設備(はいすいせつび)(ととの)った箱型(はこがた)になり、それぞれが個室化(こしつか)しています。ところが、これほど建物(たてもの)部屋(へや)欧米化(おうべいか)したにもかかわらず、日本人(にほんじん)(たたみ)生活(せいかつ)()てようとはしません。風呂(ふろ)洗面(せんめん)・トイレが一つに()()まれた洋式(ようしき)のバスルームも日本人(にほんじん)には馴染(なじ)みにくく、依然(いぜん)として風呂(ふろ)とトイレが別室(べっしつ)で、(かた)まで浸る伝統的(でんとうてき)湯風呂(ゆふろ)主流(しゅりゅう)です。それは、日本人(にほんじん)にとって風呂(ふろ)は、ただ(よご)れを()とすだけのところではなく、(しん)(からだ)(つか)れをとる(やす)らぎの()だからです。

 ここには欧米風(おうべいかぜ)生活(せいかつ)文化(ぶんか)()()れながらも、一方(いっぽう)では伝統的(でんとうてき)和風(わふう)()らしを頑固(がんこ)(まも)(つづ)ける日本人(にほんじん)のもう(ひと)つの姿(すがた)があります。和洋折衷(わようせっちゅう)()ってもいいと(おも)いますが、これは日本人(にほんじん)異文化(いぶんか)海外(かいがい)(すす)んだ技術(ぎじゅつ)()()れるときの基本(きほん)スタイルのようです。

 さて、一時期(いちじき)、「兎小屋(うさぎごや)()日本人(にほんじん)」と欧米(おうべい)(ひと)にからかわれたことがありますが、最近(さいきん)新築住宅(しんちくじゅうたく)平均(へいきん)(ひろ)さは100平方メートルで、欧米並(おうべいな)みになっています。ただ、バブル崩壊(ほうかい)で安くなったとはいっても、3DKの新築(しんちく)マンションは年収(ねんしゅう)の10倍近くしますから、一般(いっぱん)サラリーマンが兎小屋(うさぎごや)()()すのには、まだまだ(すこ)時間(じかん)がかかりそうです。